【ピレネックス】アヌシーを今年も着る理由。流行より“信頼できる一着”を選ぶ。

今年もまた、寒い季節が近づいてきました。
街を歩く人々の装いも少しずつ重たくなり、空気には冬の気配が漂いはじめています。 そんな中、毎年この時期になると気になるのが冬のアウター事情。 ピレネックスのアヌシーを探してみると、どうやら市場から姿を消しつつあるようです。 コヨーテファーの姿も見かけなくなり、動物保護の流れが確実に影響しているのを実感します。

私はというと、今年も変わらずアヌシーを着る予定。
特に不満もなく、むしろ年々馴染んでいく感覚が心地よい。 流行や新作に目移りすることもありますが、この一着に対する信頼は揺らぎません。

ピレネックスを購入した経緯

カナダグースも「いいなぁ」と思っていたんですが、
街を見渡すと本当にみんな着ていて、あの大きなワッペンも少し主張が強い気がして…。

その点、ピレネックスはワッペンがひっそりしていて、控えめ。
見た目は落ち着いているのに、しっかりあたたかい。 しかもモンクレールと同じダウン工場で作られているという安心感もあって、最終的にこちらを選びました。

アークティックエクスプローラーも実物を見たときは「お、カッコいい」と思ったんですが、 近くで見ると、少しダウンの量が控えめかな？という印象でした。 結果、デザインと機能のバランスでピレネックスに落ち着いた感じです。

ピレネックス「アヌシー[ HM0019 ]」のスペック

こちらは裾にステッチが入ってないタイプです。

裾にステッチが入っているものもあるのですが個人的にスッキリしていてこっちが好き。

表地：ポリエステル 100％ （下側：ポリウレタンラミネート）

裏地：ナイロン 100％

詰物：ダウン 90％ フェザー 10％

ブルガリア製

着丈の裾部分はステッチがないパターン

ファーはラクーンで取り外し可

ファーはかなりゴージャスですが天然のようで当たり外れはあるかもしれない。

ピレネックスのアヌシーサイズ

サイズはかなり悩みましたが、最終的に S-M（JAPAN-M） を購入しました。 身長175cmの私。普段はLサイズくらいで、冬場は重ね着するのでXLを選ぶことも多いです。 それでもこのS-Mでかなりピッタリ。ほんの少しゆとりがあるくらい。 一方で M（JAPAN-L） は試着すると明らかにオーバーサイズで、バランスが崩れてしまいました。 結果として、S-Mが一番しっくりきました。

ピレネックスの特徴と着心地

ピレネックスはフランスの老舗ブランドで、 あのモンクレールと同じダウン工場で生産されていることでも知られています。
品質面ではやはり安心感がありますね。 特徴的なのはシルエット。実際に着てみると、他のダウンに比べてややタイトめ。 全体的にスッキリしていて、着膨れしないのが魅力です。 着心地は、一言でいえば「包まれているような温かさ」。 日が経つごとに羽毛が馴染んで、まるで羽毛布団をぐるっと巻いているような感覚になります。 最初のうちはそこまで暖かく感じなかったのですが、 時間が経つと中のダウンが立ってきて、しっかりとした保温力を発揮します。 ロゴが控えめなのも気に入っているポイント。 主張しすぎず、どんな服にも合わせやすいです。 ただし一点、少し重さは感じます。 女性だとこの重みが気になるかもしれません。

□まとめ

ピレネックスのアヌシーは、派手さこそないものの、確かな品質と実用性を兼ね備えたダウンだと思います。
ワッペンの控えめなデザイン、すっきりとしたシルエット、そして何よりも「着るたびに馴染んでいく」感覚が魅力。 重さは多少ありますが、その分しっかりとした作りで、寒さに対しての安心感があります。 他のブランドに比べると知名度はやや控えめですが、だからこそ“人とかぶらない上質さ”を楽しめる一着です。 流行よりも長く付き合えるアウターを探している人には、 ピレネックスのアヌシーは本当におすすめです。

そんじゃーね!